一陸特はどんな資格?難易度や資格試験に関する情報


一陸特とは?どんな資格?

一陸特は、第一級陸上特殊無線技士の省略名です。総務省が定める無線従事者向けの国家資格です。この資格を取得すると、陸上の無線局の無線設備の技術的な操作が行えるようになります。

一陸特を取得するメリット

警察、消防、衛星、テレビ局などの無線設備に携わりたい方、仕事の幅を広げたい方は、一陸特を取得しておくとよいでしょう。一陸特保有者には、資格手当てを支給する会社も多いため、年収を上げたい方にとってもメリットのある資格です。

一陸特の国家試験の難易度

一陸特の資格を取得するためには、国家試験に合格しなくてはなりません。無線資格の中では最上位となっているため、国家試験の難易度は高めです。合格率は、25%~30%程度だといわれています。非常に難しい試験ですが、学歴や実務経験などの受験資格は定められていません。そのため、誰でもチャレンジすることができます。

一陸特の試験内容について

一陸特の試験は、2月、6月、10月の年3回実施されており、自分の都合のよい試験日を選ぶことができます。東京、札幌、大阪、那覇など全国各地で試験が開催されます。受験する際には、6,363円の試験料が必要です。一陸特の試験科目は、無線工学と法規です。無線工学では、電気回路の計算問題が出題されます。合格ラインは、無線工学が75点以上、法規は40点以上が合格ラインとなっています。どちらの試験もマークシート方式で出題されます。面接試験はありません。

第二級総合無線技士取得者は科目免除が受けられる

第二級総合無線技士の資格を持っている人は、法規の試験が免除されます。科目免除を受ける際には、事前の申請手続きが必要です。

一陸特とは総務省が定める無線従事者の国家資格です。無線局や基地局の管理に必須の資格であり、生活インフラにIoTが必要不可欠である現代では携帯電話会社の他、警察・消防などの無線通信の場面でも必要とされます。

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